佐藤健主演で話題になった『世界から猫が消えたなら』

仕事、学校、友情、家族、恋愛、、、人はたくさんの悩みを抱えながら生きています。今日は、

忙しすぎて心の余裕がなくなった方

におすすめの本を紹介します。


「世界から猫が消えたなら」

作/ 川村元気 出版/ 2014年 小学館文庫


この作品はタイトルにあるように、昨年佐藤健主演で映画化され、話題になりました。

2014年に文庫本として刊行される前には、LINE公式アカウントで初の連載小説として発表され、その後単行本としても人気を集めてきました。


物語は、猫と二人きりで暮らす30代の男の最期の7日間を主人公目線で追っていくもので、ファンタジー調でありながらも、主人公の生活のリアルな感じがよくあらわされています。


主人公は余命わずかと宣告されたのち、この世界から何かを消す代わりに、一日だけ命を得るという規則にのり、身近なモノを消していきます。

モノを消し続けた7日間で、様々な思い出に浸るという流れになっています。


もうすぐあなたは死ぬ。と宣告されたとき、あなたはどうするでしょうか。

ご馳走を食べる夢、どこかに訪れたいという夢、この人に会いたいという夢を叶えるでしょうか?

主人公はその日に消すモノを見直すことで、様々な過去を思い出し、過去の自分の行動に悔しさを覚えてやるせない気持ちになったり、自分の人生について考えたりします。

その過程で、人間の不器用なところや、気持ちをうまく言葉にできないところ、そして周りのモノやヒトの大切さに気付けないところが見えてきます。



この記事を読んでいる皆さんも、何かで失敗をしたり、過去の自分の行動を悔んだり、もやもやすることは日々あると思います。

この本を読むと、それが”人間らしさ”なのかなあと思える瞬間がたくさんあります。


また、日々忙しくてとにかく様々な物事をこなしていく現代社会において、

どれだけ私たちが周りの大切さに気が付いていないのか

を思い知らされると思います。



この作品は、はじめ携帯で読むように書かれたということもあり、行替えが多く、会話帳で書かれている部分も多いので、

普段あまり本を読む時間がなかったり、本を読むことがあまり好きでないという方に、特におすすめできます。


ページ数も少なく、さらっと読むことができますし、涙を誘う感動する場面もあるので、

短いけれど読みごたえがあります!!!


家族の愛情、人生の意味、物への執着、、、色々と考えさせられる作品です。

是非、この本を読んだ感想を共有しましょう!!




次回も私たちのお勧めの本を紹介していきます。

毎回様々な角度から話題の本を紹介していくので、最後まで読んでくださったあなた、是非読者登録をしてみてください!!






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