下村脩博士ノーベル賞への道
みなさん、お久しぶりです!
今回は私"いとう"が担当させていただくことになりました!
前回、私が紹介させていただいた、「嫌われる勇気」は読んでいただけましたか??
まだ読んでない!という方のために、リンクを張らせていただきますね(^^♪
今回、私が紹介したいのは!!
光るクラゲがノーベル賞をとった理由 ~蛍光タンパク質GFPの発見物語~
編著 生化学若い研究者の会
監修 石浦 章一
出版 日本評論社
「うわぁ難しそう」
そう思われた方のために、
私、理工学部に所属している、"いとう"が、みなさんに分かりやすく紹介します!
じゃあまず、この本の中にはどんなことが書いてあるのか...
ざっくり言ってしまうと、
・なぜ下村 脩博士がノーベル化学賞を受賞できたか
・下村博士が発見したGFPとは一体何か
・なぜ光る動物が存在するのか
ということが書いてあります。
下村博士は受賞当時のインタビューで、
「ノーベル化学賞の受賞は期待していなかった」
と話しています。というのも、歴代の化学賞の受賞者と比べてみても、内容が異例でした。どちらかと言えば、化学賞よりも、医学・生理学賞のような内容だったからです。
そもそも受賞のきっかけになったGFPとは、緑色蛍光タンパク質という、緑色に光る物質です。このGFPがオワンクラゲの中から発見されました。
GFPが発見される前までは、生きた細胞を観察することが出来ませんでした。だから、細胞に薬を投与した後の経過や、結果などは一切分からなかったのです。でも、このGFPが発見されたおかげで、研究者たちは生きたまま細胞の観察を行えるようになりました。
その後、海外の研究者たちがGFPを元に研究を進め、赤や黄色など現在では、様々な色を発光できるようになりました。
この技術は
・癌細胞の転移を追跡する研究
・脳の神経細胞がどのように働いているかを観察するための研究
に生かされ、薬学分野において副作用の研究、医学分野において脳科学の研究に大いに貢献しました。
つまり、
GFP抜きには、現在の医療技術を語ることは出来ない
と言っても過言ではないでしょう。
そのくらい偉大な発見を、同じ日本人である下村博士がされたんです!!
すごいと思いませんか??
私もいつか人の役に立つような研究をしたいな~なんて思います!
気になった方は是非この本を読んでみてください!
あと、他の記事のバックナンバーも読んでくださると嬉しいです!
では、また次の機会にお会いしましょう!
2017.10.25
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